釜炒り茶は、高温の鉄釜で炒って作ります。「蒸し製」が主流の現在の日本では、釜炒り製法のお茶は珍しいです。うの茶園の持っている釜炒りの機械を使って作った、自園自製のお茶です。
収穫した茶葉を速やかに蒸すのが一般的な煎茶ですが、この釜炒り茶は、あえて「少しだけ」萎(しお)れさせる工程を踏んでいます。萎凋(いちょう)といいます。萎凋させることによって軽く酸化発酵させ、茶葉からは、ほのかな甘みと香りが発揚してきます。ウーノン茶ほどは萎凋させません。今年も去年同様やや焙煎を強めした風味で製造します。
特徴的な香りを持つ静7132という品種や、うまみの強いヤブキタという品種をブレンドしています。山の気をたたえた香りと上品な味わいをお楽しみください。
発酵度★☆☆☆☆(参考:煎茶は☆☆☆☆☆、ウーノン茶★★☆☆☆、紅茶★★★★★)